安枝 知美
2011 Glasgow School of Art 交換留学
2013 京都精華大学 美術学部 洋画コース 卒業
2015 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 絵画専攻油画 修了
人の表情を描き、日常で抱いた不安や悲しみといった負の感情を視覚化する。
負の感情とは、他者との会話、表情、仕草から生じた小さなずれによって抱く、少しずつ消耗されていくような不安な感覚である。
表情は、目、鼻、口、首を顔の肉付きに対して、少しずらしながら配置し顔を歪ませる。この時に過剰なイメージ(イラストレーションのような図)を持たずに描くことを意識し、顔の前後関係を作っている。
最近の制作では、手のポーズや背景、花などのモチーフを取り入れた。
人ともの、その後ろにある空間といった全体で、何か、違和感や悲しさを表現できないかと考えている。また、光の方向を考えることで、現実と人の空間を意識し日常に近づけるよう制作している。
2020年 | 「人と物と風景」 (大阪/GAMOYON Gallery) |
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2021年 | 「Drawing in my room」 (大阪/GAMOYON Gallery) |
2021年 | 安枝知美個展 「揺れた席を見ている」 (大阪/GAMOYON Gallery) |