OPEN KITCHEN オープンキッチン

ペアのインタビュー

Yさんインタビュー

この間言ってたのと方向転換で、これが来たんですけど手を加える場所がないなーと思って、なんかもう吹っ切れてもうええわーって思って。これ全部銀色で作ってるんですよ。家に銀色のスプレーがあるんで、それでど真ん中に道を描いて。これ今やすってて、本焼きしたら真っ白になるんですよ。これをその道の上に置いて走らせたいんですよ。以前にいただいたお皿に絵をめっちゃ描いててくれてて、それと一緒に『ゾクゾク運動会』っていうテーマをつけてもらったんですよ。だから、もう運動場にしちゃおうと思って、今それを素焼きにしてやすってて、金曜日に本焼きしようと思ってます。これは描いてはる絵を何となく立体にして作ってます。

ーなるほど。ペアの方はどなたですか?

山村さんです。

ー山村さんてどんな人ですか?

山村さんはめっちゃかわいい人です。誰にでもめっちゃニコニコして喋るんですけど、誰にでも何でも喋るんかなーと思ってたんですけど、全然重要なところは絶対喋らない。線引きみたいなのが、喋れば喋るほど感じてて、でなんかそこが自分に似ていると感じました。別に誰とでも喋れるし、人見知りも特にないけど、線引きみたいなんは結構意識している。今までは全然似てないと思ってたけど、そういうところが似てるなと思ったりとかしています。なんか微妙な共通点みたいなところが、今は全然反映できてないけどできたらいいなと思っています。

ーでは会話というコミュニケーションは結構とれていると思いますか?

そうですね。通じひんこともあるけど、でも他の人よりは喋ってコミュニケーションをとっている感じがある。

ー印象的な話とかありますか?

印象的な話は……絶対に毎日このバスに乗って、毎日この時間制作して、毎日この時間にご飯食べるっていう流れが決まってて、絶対変えない。誰が来ようとも誰が干渉しようとも、絶対変えへん。3時10分くらいまでが制作の時間なんですけど、絶対3時に制作を終える。それはダウン症の人とかの特徴なんかなーとも思ったりするけど……制作もこの間行った時に私が絵を描いて「色塗ってくださいよ。」って言ったんですけど、「いや、これやってこれやってこれがあるんで、また3月ぐらいで。」来年の3月ねって言われたんでめっちゃ先やんって。(笑)順番を絶対に変えない。芯めっちゃ通ってんなーって思いました。

ーラリーはどんな感じで進んでますか?

記録媒体としては交換ノートをしてて、最初に私が1個目の作品を作った時に思ったこととか感じたことを書いて送ったら、返ってきたのが「今日のご飯は〇〇です。」みたいな意味のわからんことが返ってきて……あんまり会話になってないけど交換ノートをやってて。郵便のアレをとりあえず置いてる感じです。で、私から送って、山村さんからきて、今作ってるみたいな感じです。

ー交換ノートの方が会って喋っている時より、会話が噛み合わないんですか?

交換ノートよりはとれてるかな……

ー展示方法は何か考えてますか?

これ(皿)が今6つあるんですけど、焼かずにエポキシで全部積み重ねて繋ごうかなと思ってます。だから展示はこのオブジェと平面の二点で今は考えています。

ーラリーはどうですか?やりにくいとかありますか?

やりにくいの感情は一番最初にあったんですけど、今は「もうええわ。」っていう諦めの境地ですね。最初に手を加えられへんほどヤバイのがきたから、「えー、どうしよー。」ってなった。山村さんが作家としてできあがっているからそこに手を出すのがめっちゃ怖い。でも、せっかくのラリーやし……
(少し自分の意甘つくっている作品の話をする)結構普段つくるのが、無彩色というよりは山村さんのようなカラフルな作品の方が好きで、こういうのとかアクセサリーとかをつくっています。

ー普段はアクセサリーつくられてるんですね。

そうなんです。こういうとか……結構色彩の豊かな方が好きで、ちょっと似てるかなー(山村さんと)って思いました。

ー作品をつくってる過程とか展示で見せられたら面白いかなと思いました。全然噛み合っていない交換ノートとかもコミュニケーションが言葉以外で行われていることの証明になるんじゃないかなって。今、どっちが交換ノートを持ってるいんですか?

山村さんです。私がノートを書いてた時が、ちょうど地震があった時であんまり今まで地震経験したことなかったし、陶器始めてから初めての地震で作品がめっちゃ割れて。それで何考えてたかは忘れたんですけど、結構重めの内容を書いたんですけど、すっごい軽い内容が来てちゃんと読んでんのかなーって思いましたね。

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