OPEN KITCHEN オープンキッチン

ペアのインタビュー

鮎川さんインタビュー

ーこれ全部なんの動物ですか?

これは全部ヤギで。前に来てた(学校に)ヤギが3週間くらい来てて、世話してたんですよ。4匹ともその時のヤギ。

ー今はヤギブームなんですか?

いや、今は……もともと好きってわけでもなくて。でも、フォルムは結構興味があって。行動とかもヤギってすごい何を考えているかわかんないっていう。なんかネットで調べたらそういう感じらしくて。こいつもそういう感じで。結構ヤバイ感じで……人を2週間くらいしたらすごい舐め始めて、めっちゃどついて来たりとか、何もいうことを聞かない状態になって。なんかめちゃめちゃ好きで作ったというより、こんなやついたよみたいな感じで作った。

ーいろんなヤギがいるのはどうしてですか?

これ全部こういう時がありましたっていう記憶で、こういう角度になってたりとかこういう時があったとかで……3個目は突進して来た時で、4個目は一人だったら寂しいらしくて、急にどっか行ったらすごい鳴いてて、戻って来て顔見たらすごい駆け寄ってくるけどどついてこけるっていう。これ駆け寄って来てる時の。でもこれはめちゃめちゃパースが狂ってて。斜めに作ってたら、後ろ足が割れちゃったりしてそれを繋げ合わせてたら、なんかめちゃめちゃに。

ー鮎川さんのヤギと過ごした時間をめっちゃ感じます。突進してくるヤギめっちゃいいですね!(数分間作品について話し続ける)……そろそろ本題の方に。鮎川さんのペアの方はどの方ですか?

平井さんです。

ー今どちらが作品を持ってるんですか?

今は平井さんが持っています。

ー何回くらいラリーしたんですか?

2回目?

ー2回目平井さんに返したんですか?

来て返して、来て返して……あ、4回。

ーどんな感じに作品が変わっていきましたか?

立体が来て、立体を返して。で、絵が来て、でも立体で返しました。

ー絵が来たというのは、立体が絵になって来たということですか?

えーっと、立体が最初送られて来て、私も立体を作って返したら、全く別の。なんかすごい流行がコロコロ変わるらしくて。で、謎の絵が来て。

ーじゃあ、その絵を使って立体にしたりしたんですか?

あっ。そう、絵を見て。「昔話のキャラクターを掛け合わして描きました。」みたいなことが書いてて、ウサギとタヌキを掛け合わして描いてたから、こっちは桃太郎の動物を全部掛け合わせた立体を作って送ってみました。

ー何で作ったんですか?

100均の伸びる粘土っていうすごい使いやすい粘土があって、それで。

ー桃太郎のキャラ全部を掛け合わしたって……やばそう。

あ。でも動物たちだけ。

ーサルイヌキジ?

そうです。

ー1つの動物やのに全ての要素が詰め込まれているっていうことですか?

そんな感じです。でも割と人っぽくなりました。2足歩行で作ったので。

ー平井さんってどういう人ですか?

平井さんは……どんな方……あんまりコミュニケーションは。会話のあれはうまくはなくて、こう……平井さんがめっちゃ喋ってて、それを「そうですね。」みたいな感じで聞いてる。……どんな……でもめっちゃ学食とか喜んでて、「次は唐揚げ丼を食べる。」みたいなことずっと言ってたりして、結構幼めな、こう……可愛い感じの。

ー作品を一緒に作ったりしましたか?

作品は一緒には作ってない。どっちも自分の作った作品を送りあってたりしている状態。

ーそれに重ねてなんか作るというかよりは、エッセンスを汲み取ってみたいな

あ。そんな感じです。……なんでそうやってるかって言われると、なんでかはあんまわからなくて、自然にそうなってて。……「付け加えて返したりしないの?」って寺岡さんに聞かれた時があって、「あ。確かに。」ってなったけど……なんか加えようって思わなかった。なんでかわからないけど……

ー平井さんも

そう、平井さんも。今こんなのやってるよみたいな感じで送って来てくれてる。「ゾウを描きました。」って後ろに書いてあったりして。

ー展示の方法は?

うーん。なんか全然……どうやったら。……展示方法とか苦手で。展示方法が全然思いつかなかくて。結構人に「こうやったらいいんじゃない?」って言われて、「確かに。」ってなっちゃうから。どんな感じでしたらいいか……

ー(展示アイディアを伝える。)作品の繋がりが見えるような展示が見てみたいです。

全然繋がりはないけど、私が平井さんの流行に乗っかってるみたいな。そこだけ繋がって。平井さんの1回目の作品と2回目の作品が繋がりがなさそうで

ー記録方法は?

送られて来た伝票?と手紙。「こんなの作りました。」って書いてある紙があります。それがとってあります。向こうから来た手紙がとってあって、向こうがとってるかはわかんないけど、毎回なんか文字入れて送っています。

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